2017年3月23日木曜日

Deee-Lite “Infinity Within”

1992年。ディー・ライトの2作めはアルバムの14曲中、ブーツィーのからんだ曲が9曲もあるという形に。
引き続きのフレッドとメイシオ(Fred Wesley、Maceo Parker)に、バーニー・ウォーレル(Bernie Worrell)も4曲に参加。さらにキャットフィッシュ(Catfish Collins)、ゲイリー・マッドボーン・クーパー(Gary “Mudbone” Cooper)の名も見えます。

前作に比べると本格派というか、進歩させた、というサウンドです。ハイライトとなるのは “I Had A Dream I Was Falling Through A Hole In The Ozone Layer” でしょうか。
夢を見た、オゾン層の穴に墜落する夢を。これ、あのハヤカワSF文庫であればどのような名タイトルに名づけてくれることでしょうか!

ブーツィー陣営の色もあって立派になった分、落ち着きも見せて、前作にあったカラフルな感覚が薄れてしまったことも確か。もっと派手めの、浮ついた、思いきりシングル・ヒット狙いというような可能性もあったのかも。
とはいえ、とてもブーツィーなスロー・バラード “Love Is Everything” での、奥の方でとぐろを巻いているようなブーツィーとバーニーの演奏を聴くと、コレだなと思ってしまいますが。