2016年9月13日火曜日

Trouble Funk “Trouble Over Here,Trouble Over There”

1987年。ブーツィーのプロデュースは3曲。

裏ジャケを見るとメンバーの足元の写真で、“NIKE” を履いています。これはランDMCの “adidas” に対抗する戦略だったそう。ランDMCのヒット曲に “My adidas” があるように、当時のヒップホップといえばまずイメージするのがアディダスの3本線でした。

ランDMCに続け。ヒップホップ畑でもできたのだから、ワシントンD.C.のローカルなGo-Goだって全国区のスターへ。そんなヒットを狙って企画されたアルバムに、“NIKE” と共にブーツィーも登板。

“Trouble” にはキーボードでマイコ・ウェイヴ(Mico Wave)も。“Women Of Principle” のドラムはスティーヴ・ジョーダン(Steve Jordan)。このあたりは “Body Slum!” タイプのシンプルな音で勝負です。87年のブーツィーらしいギター、ベースのプレイも聴けるのが “New Money”。

体力も自慢の肉体派グループですから、 人力ドラムの音も明快。打って出ようという勢いがみなぎっていますね。

Go-Goとかヒップホップとかファンクとか、今となっては誰も気にしません。
ちなみに現在、Googleで検索してみた際の、検索結果の数を比べてみますと。
「ランDMC」で検索すると、約 4,880,000 件、
「トラブル・ファンク」では、約 204,000 件、
「ブーツィー」では、約 45,200 件、
「ブーツィー・コリンズ」では、約 27,200 件。
うーん、予想以上にダメだったのがブーツィーとは。