2016年9月19日月曜日

State Of Art “Community”

“Know Who You Are”

1991年。元シック(Chic)のボーカル担当でソロ・アルバムも発表しているノーマ・ジーン(Norma Jean Wright)と、やはりシックを始め様々なミュージシャンと共演しているキーボード担当のレイモンド・ジョーンズ(Raymond Jones)の二人が組んだのが、ステート・オブ・アート。

ブーツィーの参加は1曲のみ。“Know Who You Are” はPファンクな曲調ですが、ベースのプレイは半歩ほど下がった、あくまでボーカルをフロントに立てたもの。曲が進むにつれて、スペース・ベースのフレーズがすっと食いこんでくるのがカッコ良し。ジャズっぽさも増す終盤、ブーツィーはそれ以上出てこないまま終わってしまいますが。

大音量で聴きたくなるカッコ良い曲なだけに、ベースがソロを取るようなロング・バージョンでもあれば、うれしいところですが。
ブーツィーとは別に、“I Like” にはバーニー・ウォーレルも参加。またドラムのゲストに、William “JuJu” House が呼ばれた曲も有り。

アルバムが発表されたレーベル(40 Acres and a Mule Musicworks)は、映画監督のスパイク・リーが創設。ユッスー・ンドゥールとか関連のサントラも出している。レーベル名の「40エーカーとラバ1頭」についてウィキペディアで読むとおもしろい。パーラメントの “Chocolate City” の歌詞にもこれは引用されているという話しです。