2016年9月11日日曜日

George Clinton “The Cinderella Theory”

“Banana Boat Song”

1989年。このジャマイカ生まれの労働歌のカバーに、ブーツィーが参加。同じ89年に出た George Clinton Presents “Our Gang Family” や、マイコ・ウェイヴ、トラブル・ファンク、インコーポレーテッド・サング・バンドで聴けた、80年代後半のブーツィーの仕事とつながるサウンドです。

リズム・トラックとかが打ち込みで、すべてシンセでやっているような音。チマチマしたパターンの、デジタルな整合感がクセになるよな、アンバランスなような。
その手の曲の中で、この演奏が完成形でしょうか。パキパキと鳴らされるベースの効果音、いいですね。クセになります。

アルバム自体は、クリントン親分の個性あふれるもの。そうは言っても、幾度も繰り返し聴いた今でも、その魅力をこれと一言では説明できませんが、そこがまた。