2017年4月29日土曜日

SociaLybrium “For You - For Us - For All”

2010年。バーニー(Bernie Warrell)のキーボードと、ブラックバード(Dewayne “Blackbyrd” McKnight)のギターに、ドラムがリヴィング・カラーのJ.T. Lewis、ベースがMelvin Gibbsと、なんとも黒くて派手な顔ぶれが集まったバンド。
ソーシャリブリウム、なんて意味? Social + Librium = みんなの抗不安薬 or みんなで精神安定剤?

一枚だけ残されたこのインスト・アルバムは、聞き進むにつれて引きこまれていきます。そこは手練れのベテラン達、仕上げます。

今やバーニーを偲ばずにはいられないようなスロー曲 “Another Day” を中盤に挟んで、ラストのバーニー作 “Over There” は大団円を迎えるにふさわしいナンバーです。
これだけのプレイヤー達を引っぱるような、さらに老獪なプロデューサーでもいれば、とも思いますが、完成度とは逆に、もっとダラダラした発展途中のセッションも聴いてみたかったり。