2016年11月11日金曜日

Zillatron “Lord Of The Harvest”

1993年。前年のプラクシスとサードアイ、バーニーのソロ作(93年)といった諸作に続いての、ビル・ラズウェル(Bill Laswell)がらみの一枚。

ブーツィーが主役的に立っていますが、バケットヘッド(Buckethead)のギター、バーニー(Bernie Worrell)の鍵盤という組み合わせによるサウンド。
エキサイトメントがテーマだと当時のインタビューに発言があったと記憶していますが、打ち込みのビートに炸裂するスペース・ベースと、気持ちよくたたみかけてきます。

これはロック好きの方面にも積極的なアピールになったでしょうか。逆にダンサブルを求めるファンク・ファンには、拒絶反応がでるだろうなという曲もあり。
正直、アルバムの半分がたを占めているのが、バケットヘッドとビルの色が強すぎると思われる曲・遊び。個人的には、それよりここはバーニーの出番じゃないかと。異次元な鍵盤ソロからスペース・ベースとの一対一の対決とか。あるいは凶暴・凶悪な、とぐろを巻くような破壊的轟音のベース・ソロとか。

2003年には、ビル・ラズウェルのレーベルから安いデザインで再リリース。リミックス版というものの、大きくいじられた音ではなく。