1992年。スティーヴィー・サラス(Stevie Salas)、バディ・マイルス(Buddy Miles)、ブーツィーのトリオ編成。プロデューサー、ビル・ラズウェル(Bill Laswell)がらみの企画。
カッコ良いリフだらけで、ストレートに攻めてくるロックな一枚です。
ボーカルをスティーヴィーとバディがほぼ占めており、キャラとしてこの二人が前に出てくるのも分かりやすく。とはいえ、聴きたいのはやっぱりブーツィーの部分。
ボーカルが引っ込んだインスト部分に聴こえてくるスペース・ベースが、やっぱり不気味です。この黒いノイズ、ロック・ファンには異物じゃないでしょうか。いってみればトリオのダークな部分。
どうでもいいようなバラード曲は外して、このダークな部分をもっと入れてよと思いますが。バンド・オブ・ジプシーズでいえば、“Machine Gun” のような。