1986年。元は1972年のヒット曲 “Soul Makossa” を、ビル・ラズウェル(Bill Laswell)のプロデュースにより再演。
16分を超える長さになったこのファンクなバージョンは、マヌ・ディバンゴがブロウするテーマをスライ&ロビー(Sly & Robbie)ががっちり支えて、ブーツィーのスペース・ベース、ギターが切りこんできたり、ハービー・ハンコック(Herbie Hancock)のピアノ、バーニー(Bernie Worrell)のシンセが彩りを添えたりして、カッコ良くドライブしていきます。
一聴派手めな音ですが、きめ細かく音を重ねて16分を展開。あくまでダンスフロア向けに、クールに決めてきます。
このヒット曲、マヌ・ディバンゴのアルバム “Gone Clear”(1980年)でも、先に再演されていました。そこでのタイトルは “Reggae Makossa”。スライ&ロビーが同じくバックを務めるアルバム自体が、レゲエな一枚でしたが。
ファンク版とレゲエ版のどちらにしても、気持ち良く魅力的であります。