1999年。ダブとファンクの関係といえば、それを誰よりも体現しているのがこの男。ダグ・ウィンビッシュ。
スキップ・マクドナルド(Skip McDonald)のギター、キース・ルブラン(Keith LeBlanc)のドラムと組んだリズム・セクション。シュガーヒル・ギャングバンドにエイドリアン・シャーウッド(Adrian Sherwood)のON-Uサウンド、タックヘッド、そしてリヴィングカラー。
これらキーワードだけで問答無用のベース野郎、初のソロ作がこちら。
アルバム・タイトルがすべてを語っています。ダブです。サウンドの要はエイドリアン・シャーウッド。暴力的なSE、効果音が不意をついてきますね。これが気持ちいいこと。
バーニー・ウォーレル(Bernie Worrell)の名前もありまして黒いピアノが聴けます。
2008年に、“Trippy Notes For Bass & Remixes bonus tracks” として再発。エイドリアン・シャーウッドによるリミックスなど4曲が追加されてお得。
ON-Uからリリースされたオリジナルのジャケット・デザインは、本人のポートレイトに楽譜の模様をあしらった、これはこれで内容を伝えるものでした。再発盤はというと音のイメージでしょうか。