2019年3月17日日曜日

Live On Letterman (Music From The Late Show)

1997年。米国の有名番組から、名演ライブ14曲を収録したアルバム。
ここに選ばれた皆さん稀代の芸の持ち主ばかり。それがまたさらりと一世一代の代表曲を披露するのだから、心憎いばかり。
まことに米国のショービズ界とかエンタメ界の懐の深さでありましょうか。
It's diverse, positively upbeat and a charmer.
ライブ演奏のサポートとして、バーニーの名が2曲にも挙げられているのも嬉しい限りです。

この Late Show with David Letterman (1993–2015) や、Late Night with David Letterman (1982–1993) といった番組で、音楽監督を勤めていたのがポール・シェーファー。

彼の1993年のアルバム Paul Shaffer and The Party Boys of Rock ‘n’ Roll “The World’s Most Dangerous Party” では、ジョージ・クリントン親分とブーツィーがゲストに迎えられていました。
また1989年のアルバム “Coast to Coast” にも、クリントン親分にゲイリー・シャイダー、ベリータ・ウッズにアンプ・フィドラー等といった顔ぶれが参加した一曲が。コーラス隊として華を添える程度の参加ではありますが、ポール・シェーファー氏の好き者ぶりは充分にうかがえます。

番組にはもちろんPファンクの面々が出演した映像が多数残されています。中にはルー・リードとブーツィーが同じバンドで共演しているといった一幕も。他にも1982年にゲスト出演したJ.B御大とか。キリがないほどの宝庫です。


2019年2月3日日曜日

Dodge “Star Bass Invasion”

“On The Hood”

2003年。ダッジはオランダの、セブンイレブンなるファンク・バンドのベース弾きだそう。このインスト主体のソロ・アルバムを聴くと、Pファンク好きぶりがストレートに伝わってきます。
まさにブーツィーになりきったベース・プレイを聴かせます。

アルバムにはメナース(Menace)にスラップバック(Slapbak)のジャーラ(Jara Harris)と、ブーツィーに関わりのある顔ぶれも参加。
そしてブーツィー本人がプロデュースに加わった “On The Hood”。この曲が、徐々にブーツィだけではないクールな面も見せてくるアルバムの後半に登場します。

ホーニー・ホーンズから3名(Fred Wesley、Rick Gardner、Richard “Kush” Griffith)に、ボーカルでゲイリー・シャイダー(Garry “Starchild” Shider)、鍵盤にレザーシャープ(Joel “Razor Sharp” Johnson)、ブーツィーはギターに廻ってベースはダッジ、というなかなかの布陣です。
クールな渋いトラックの上で、ご近所さん(Hood)と仲間扱いされているのだから、これはダッジには堪らないでしょう。

2019年1月2日水曜日

Stephanie Mills “Tantalizingly Hot”

1982年。全8曲中の5曲に、バーニーの名前がクレジットあり。
その5曲というのが、ジェームズ・エムトゥーメイ(James Mtume)とレジー・ルーカス(Reggie Lucas)のコンビによるプロデュースのもの。グループとしてのエムトゥーメイのメンバーの他に、バーニーに加えて、ベースにマーカス・ミラー(Marcus Miller)、ギターでアル・マッケイ(Al Mckay)といった名も見られます。

名人達による職人技の、百戦錬磨のノリが強力に(贅沢に)展開されます。
このサウンドを乗りこなすのが主役のステファニー・ミルズ。

彼女をエムトゥーメイとルーカスがプロデュースしたアルバムは、全部で4枚。最終作であるこのアルバム“Tantalizingly Hot”も強力ですが、先の三作品ももちろん強力です。
その3アルバムを2枚組のCDにがっちり収めたのが、2011年、Hip-O Select からリリースされたコレクション。こうなると強力無比であります。

“Feel The Fire - 20th Century Collection”(2011)


“What Cha’ Gonna Do with My Lovin'”(1979)
“Sweet Sensation”(1980)
“Stephanie”(1981)
の三作品に、さらに12インチ・シングルからの長尺曲もオマケに押しこんであるのだからやられます。
ソウルとファンク、あるいはディスコとか、アーバンにブラック・コンテンポラリーにポップスとか、そのような区分けや好みもひとまず置いて。エムトゥーメイとルーカスのサウンドにたっぷり浸れます。




2018年11月25日日曜日

Vynil “flea market”

“Summertime”
“The Code Is Cold”
“Haunted House”

2001年。ヴァイナルという名のインスト・バンド、2作めのアルバム。バーニー参加が3曲。
“Summertime” はジョージ・ガーシュウィンのあの有名曲、“Haunted House”(お化け屋敷)のどちらも共に7分を超える長尺曲で、レゲエのビートも活かされた凝ったもの。
“The Code Is Cold” は1分ほどのセッション演奏の断片。

他にレス・クレイプール(Les Claypool )をゲストに迎えた曲もあったりと、凝っているし真面目そうな演奏なのですが、どうも地味、少々ハッタリに欠けるかという印象もあり。
毒っ気やヤマっ気、色気みたいなものは人を踊らせるには大事であります。とPファンク好きはつい考えてしまいますが、あんな道化師バンドではないよと返されるかも。

アルバムのインナーには、タイトル通りにノミの市 “flea market” を描いたイラストが掲載。雑多な人物に売り物が並べられていますが、中にはレコード盤も。サンタナ(のキャラヴァンサライ)や、イエス、レッド・ツェッペリン、それにウッドストックが見て取れます。
このような記号の出し方にも真面目ぶりが感じられるような。単なるイラストレーターの勝手な遊びかもしれませんが。



2018年10月28日日曜日

Manou Gallo “Afro Groove Queen”

“ABJ Groove”
“Leve-Toi Et Move”
“Come Together”
“Dalla”

2018年。マノウ・ギャロ(マノウ・ガロ)はブーツィーのアルバム “World Wide Funk” (2017年)でも目玉となるナンバー “Bass-Rigged System” で、スタンリー・クラーク(Stanley Clarke)、ヴィクター・ウッテン(Victor Wooten)らと並んでプレイを披露していたベース弾き。
彼女の4枚めとなるこのアルバムには、なんと4曲にブーツィーの名前が。

ブーツィーは “ABJ Groove” と “Come Together” ではしっかりボーカルを聴かせてくれます。後者にはチャックDも参加。他の2曲の方は、実に残念ながらこれぞという存在は聴けず、どうも不明であります。

ヨーロッパ発のアルバムのサウンドは基本、アフロ・ポップなインスト。ほどよくエスニックを効かせてファンクだったりジャズだったり。
ブーツィー目当てとしましては、きっちりとブーツィーがベースを弾く一曲ぐらいあれば、とか、ここはバーニーの出番なのにな、などとつい考えてしまいますが。
ともかく、主役はこれからが楽しみなベース弾きであります。やはり米国を狙っていくのでしょうか、とか。


2018年10月13日土曜日

Zak Morgan “The Barber Of The Beasts”

“Case Of The Dry Markers”

2012年。ザック・モーガンは子ども向けのユーモアや言葉遊びに満ちた音楽をやっている方のよう。ブーツィーとは同郷となるオハイオはシンシナチで活動しており、聴けば確かに両者相通ずる部分も多いのかなと思わせる一曲であります。

ジャケットを飾るけっこうキツめのイラストに、“ケモノ達の散髪屋” とか “乾いたマーカーペンの場合” といったタイトル、これらのセンスも米国風でしょうか。
PVもあってブーツィーも楽しげに歌っておりますが、映像なしの音だけできっちりと聴かせてくれる仕上がりです。

かってクリスマス・アルバムを作ったブーツィーですから、次作は子ども向けという土俵に挑んでみるのも有りかも。ぜひ聴いてみたい。