“Summertime”
“The Code Is Cold”
“Haunted House”
2001年。ヴァイナルという名のインスト・バンド、2作めのアルバム。バーニー参加が3曲。
“Summertime” はジョージ・ガーシュウィンのあの有名曲、“Haunted House”(お化け屋敷)のどちらも共に7分を超える長尺曲で、レゲエのビートも活かされた凝ったもの。
“The Code Is Cold” は1分ほどのセッション演奏の断片。
他にレス・クレイプール(Les Claypool )をゲストに迎えた曲もあったりと、凝っているし真面目そうな演奏なのですが、どうも地味、少々ハッタリに欠けるかという印象もあり。
毒っ気やヤマっ気、色気みたいなものは人を踊らせるには大事であります。とPファンク好きはつい考えてしまいますが、あんな道化師バンドではないよと返されるかも。
アルバムのインナーには、タイトル通りにノミの市 “flea market” を描いたイラストが掲載。雑多な人物に売り物が並べられていますが、中にはレコード盤も。サンタナ(のキャラヴァンサライ)や、イエス、レッド・ツェッペリン、それにウッドストックが見て取れます。
このような記号の出し方にも真面目ぶりが感じられるような。単なるイラストレーターの勝手な遊びかもしれませんが。