2017年1月15日日曜日

7 Days Of Funk

“Hit Da Pavement”

2013年。SnoopzillaことスヌープとDâm-Funkのコラボ作のオープニングを飾る一曲に、ボーカルで参加。アルバム自体がゆるーいノリでなんとなくBGMみたいに金太郎飴なサウンドが続く奴だけに、ブーツィーも親戚として軽ーく参加、でしょうか。

このサウンドは、バーニーやPファンク、スレイブ(Slave)にオーラ(Aurra)、初期のプリンスなどと比べるまでもない、所詮はDJの音、、、


Snoop Dogg “Doggumentary”

“Toyz N Da Hood”
“We Rest N Cali”

2011年。スヌープ・ドッグとしてはヒットしたとはいえない結果のようですが、そのアルバムのオープニングを飾る “Toyz N Da Hood” という曲は、ちょっと大作風の展開を持った曲。ボーカルにブーツィーが抜擢されています。


Snoop Dog “R&G (Rhythm & Gangsta): The Masterpiece”

“Can I Get A Flicc Witch”
“No Thang On Me”

2004年。スヌープ・ドッグのアルバム2曲に参加。プロデュースにネプチューンズ(The Neptunes)を迎えてヒットさせたアルバムで、ブーツィーもファンクの親分としていつものボーカルを聴かせてくれます。


Zapp “Evolution”

“Make It Funky”

2015年。久しぶりのザップの新作は13年ぶりだそうで、8曲入りのミニ・アルバム。ブーツィーはボーカルで1曲のみ参加。 まあ名前を貸した、といいますか。軽く声を乗せただけの仕上がりで、ガッチリ四つに組んでのコラボというものではなく。
“More Bounce To The Ounce” の再現みたいなストーリーであればドラマチックではありますが、この軽みも良いです。

ザップ一家では、Bigg Robb “Cheddar Cheddar”(1997年)の1曲にも軽く参加していたブーツィーでした。

Sly Stone “I’m Back Family And Friend”

“Hot Fun In The Summertime”  Sly Stone Feat. Bootsy Collins

2011年。ブーツィーによるカバー版といってよいこのナンバー。ベースも走っていつもの仕事ぶり。良いですね。
アルバムとしては評判はよくないようですが、主役のスライが不在ですから仕方ないでしょう。いっそ全曲をブーツィーに任せて、新録で、、、親分ジョージも呼んで、、、そうだ、Pファンク名義のスライ・カバー集にすれば、、、。




2017年1月14日土曜日

Science Faxtion “Living On Another Frequency”

2008年。お馴染みのバケットヘッド、ブレインらと組んで、普通にボーカル有りで聞かすロック・アルバム。
全13曲中の9曲のクレジットにブーツィーの名前があるものの、なんとも興味のひかれないただのロック曲も多く。
長髪で白人だろうな、というボーカルが力んで歌うのがどうにも。

アルバム全編にわたって、スペース・ベースが炸裂する場面もなし。あれの破壊力に勝る飛び道具も他にないと思いますが、このロックのアルバムでは見せ場は用意されていません。ブーツィー以外にも4名のベース担当の名前がクレジットされていますので、バランスを取ったのでしょうか。

とはいえ、これは明らかにブーツィーが主体と判る曲もあって、チャックDも参加した “What It Is” や、特に “I See Rockets” はファンもナットク満足ではないでしょうか。

ジャケットのイラストとかも妙なセンスですが、実はけっこう普通にヒット狙いの売りたかった盤だったりして。


Freekbass “Junkyard Waltz”

“Pretty Heavy Balance”

2008年。ブーツィーの後押しとしては(ライブ盤を挟んで)3作めになるスタジオ作品。
ブーツィーの名前がクレジットされたナンバーは上記の1曲(フリークベースと共作)のみに。代わりにバーニー・ウォーレルやゲイリー "マッドボーン" クーパー、バケットヘッドとの共作が増えています。

このアルバムの後、フリークベースはブーツィーのお膝下から巣立ったようで、独自に契約した会社からリリースしていくようです。

フリークベースの活躍や人気ぶりは地元ではどうなのでしょうか。ブーツィーがバックアップしたのは吉と出たのでしょうか。

さて “Pretty Heavy Balance” ですが、ブーツィーは同じ2008年に、

“Funk For Your Ass - A Tribute to the Godfather of Soul –”
Fred Wesley featuring Jab’o Starks & Clyde Stubblefield with Bootsy Collins
て長いタイトルのアルバムをリリースしました。
そちらに収められている “Livin’ in America” の演奏パートが、こちらでも流用されて展開しています。

Freekbass “The Air Is Fresher Underground”

“Always Here”
“Play”
“Burnt Cat”
“Gettin’ It”

2003年。共作としてクレジットにブーツィーの名前があるのは以上の4曲。アルバム参加メンバーとしては、バケットヘッド(Buckethead : Composer, Guitar)、キャットフィッシュ・コリンズ(Phelps “Catfish” Collins : Guitar)、バーニー・ウォーレル(Bernie Worrell : Composer, Keyboards, Piano)、それからグレッグ・フィッツ(Greg Fitz : Keyboards)とバックアップ体制も手厚く。

ブーツィーの役職表記は、
Bootsy Collins : Bass, Composer, Executive Producer, Guest Artist, Keyboards, Producer, Vocals
になっています。

ブーツィーがらみでリリースされたフリークベースのCDの中では、このアルバムが一番の好みでしょうか。彼独自の曲もなかなかですが、どうもフリークベースさんは、キャラがイマイチ弱い、というのがあって。アルバム毎に完成度がアップしていくだけにもどかしいような。


2017年1月13日金曜日

Freekbass “Body Over Mind”

“Hear Me Play”
“Freekbass 2YK”

2001年。オハイオ州シンシナティの生まれ、Chris “Freekbass” Sherman によるアルバム。
ブーツィーはエグゼクティブ・プロデューサーとしてバックアップしつつ、上記の2曲では共作、ボーカルも聞かせています。この2曲だけでもブーツィーの期待とか力の入れようが伝わってきます。
なにしろ、ブーツィーからの後押しはこの後も続いていくのですから。

このアルバムでまた別に興味を引かれた点は、日本盤のボーナス曲として収録されたライブ版の “Fame” です。
デヴィッド・ボウイとジョン・レノン作のカバーで、ボウイ流異形のファンクを意識しているのだと(期待をこめて)思ったのですが。

ブーツィーの下では、そこの可能性が噴出することはなく。そもそも黒人サークルではそれは無理か。
フリークベースの外見的にも、白人の病的なファンク系いけそうなんですが。


2017年1月12日木曜日

Stevie Salas “The Soulblasters Of The Universe”

“Kingazoid Bootsy Pt 1” & “Pt 2”

2004年。スティーヴィー・サラス単独のアルバムなのですが、ジャケットの裏面には大きくブーツィーのイラストが掲載。さぞやがっちりコラボしているかと思いきや、1分ちょっとの小品がパート1と2でふたつ収録。これが簡素なリズム・トラックを背景音に、ブーツィーが語っているだけというものです。

これと同時にリリースされたベスト盤も有り、

Stevie Salas “Cosmic Fluties A Party Mix For Underdog”

こちらにはサラスによるブーツィー曲のカバー “Body Slamm 2001” が収録。サードアイを思い出させます。
他にジミやファンカデリックのカバーなども有りますが、どちらのアルバムにしても、ノリの良いロックなナンバーが多く、軽快さや歯切れの良さが楽しめます。
日本盤だけの発売のようですが、本国でのサラスの人気はどうなのでしょうか。