2008年。お馴染みのバケットヘッド、ブレインらと組んで、普通にボーカル有りで聞かすロック・アルバム。
全13曲中の9曲のクレジットにブーツィーの名前があるものの、なんとも興味のひかれないただのロック曲も多く。
長髪で白人だろうな、というボーカルが力んで歌うのがどうにも。
アルバム全編にわたって、スペース・ベースが炸裂する場面もなし。あれの破壊力に勝る飛び道具も他にないと思いますが、このロックのアルバムでは見せ場は用意されていません。ブーツィー以外にも4名のベース担当の名前がクレジットされていますので、バランスを取ったのでしょうか。
とはいえ、これは明らかにブーツィーが主体と判る曲もあって、チャックDも参加した “What It Is” や、特に “I See Rockets” はファンもナットク満足ではないでしょうか。
ジャケットのイラストとかも妙なセンスですが、実はけっこう普通にヒット狙いの売りたかった盤だったりして。