“Funkin’ Like My Father”
2008年。ブライアン・カルバートソンはスムーズ・ジャズで稼いでいる人のようですが、この方もファンクがお好きなんですね。アルバム名や曲名にも表れていますが、“Up For The Down Stroke” を下敷きに、Pファンクな要素をちりばめたこの曲を共作、弾けています。
クレジットによれば、ブーツィーのスタジオまで行って、ブーツィーのボーカル、スペース・ベースに、キャットフィッシュとバーニー、そしてホーニーホーンズの4名(Fred Wesley、Maceo Parker、Rick Gardner、Richard "Kush" Griffith)までゲストに招いています。
他の曲でもゲストにラリー・グラハムの名前なども見えて、70年代のファンクを再現する人力バンド・サウンドですね。ノリ良く攻めてナツメロ以上のアルバムです。
とはいえ、ヒップホップ育ちの世代に向けて人力バンドのファンクを聴かせる、というよりはもう少し上の世代を狙ったもののようです。アルバムのプロデュースにはモーリス・ホワイトの名前あり。