2018年2月12日月曜日

Colonel Claypool’s Bucket of Bernie Brains “Big Eyeball in the Sky”

2004年。プロデュース、ベースとボーカルにレス・クレイプール(Les Claypool)、ギターにバケットヘッド(Buckethead)、ドラムにブレイン(Brain)、そして鍵盤がバーニー・ウォーレル(Bernie Worrell)という顔ぶれ。
ブーツィーも参加していたバケットヘッドのアルバム “Monsters & Robots”(1999年)を始めとして、バーニー以外の三人は幾度か共演を重ねている間柄です。

くせ者、変わり者、変態などと称されることも多いプレイヤー達でありますが、ノリの良さは確か。このアルバムでも、独特のスピード感溢れるプレイを楽しませてくれます。

バンド名というか名義が “クレイプールによる〜” ですから、白人らしいロックのアンサンブルであります。あのプライマス(Primus)とプラクシス(Praxis)の合体、と言いますか、ここにバーニーがどのように絡んでいるのか聴きどころ。
この手の音が好きなのは少々マニアックなロック・ファンではないかと思いますが、ファンク好きもぜひ一度。

2018年1月8日月曜日

Sheila E. “Iconic: Message 4 America”

James Brown Medley (Talkin’ Loud And Sayin’ Nothing, Mama Don’t Take No Mess, Soul Power, Get Involved, Super Bad)

2017年。ビートルズにスライ、マーヴィンにスティーヴィー、カーティスにアラン・トゥーサン、そしてプリンス、と豪華なカバー曲を集めたアルバム。トランプ政権下の現状にぶつける、だとしても、大丈夫?と心配になるほど、あまりに直球な有名曲のパレードであります。
シーラ E ご本人は臆するどころか、楽しげに(ヘビーにならないよう)プレイしていますが。
そんなカバー集にセレクトされた、御大J.Bのメドレーにブーツィー参加。

ベース、ギター、ボーカルとしっかりバックアップしていますが、ここは曲とシーラ E が主役。それに、やっぱりシーラ E の音づくりはドラムやパーカッションといった打楽器を立たせたもの。
このカッコ良いメドレーを、さらにライブで20分や30分も延々とやられたら最高でしょう。地面の下で、御大J.Bもカタカタ踊りだします。

ブーツィーはJ.B方面に呼ばれましたが、Pファンクのカバーも収録。
“One Nation Under A Groove / Mothership Connection”
ジョージ・クリントン親分がボーカルで参加。きっちり(しすぎなほど)歌っています。


2017年11月25日土曜日

William Bootsy Collins “The One Giveth, The Count Taketh Away”

1982年。ジョージ・クリントン親分の自伝を読んだところ、80年代の到来を本格的に見据えた、このブーツィー初のセルフ・プロデュース作のアルバムについて、コメントが有り(324ページ)。

親分自身の “Atomic Dog” とブーツィーの “Body Slam” が、同時にヒットチャートに昇っていたことを素直に嬉しがっているのですが、一方で、ブーツィーの(“Body Slam” 以降の)レコードを聴くと、もどかしい気持ち、複雑な心境になるとも述べています。なるほど、親分の親心が知れるコメントです。

確かにブーツィーだけでは、という面があるのは仰る通り。実際、もう少し親分に毒を盛ってもらえば良かったのかもしれません。どうすればもっと効くのか、処方箋も見えていたのでしょう。

とはいえ当の親分にも、ブーツィーにも、旅立ってしまったバーニーにも、なかなか事は思うようには運ばず。今もって、理想の音は遠く。
Pファンクのファンの皆にはとっくに聴こえているのですけどね、その音は。


2017年11月23日木曜日

Midnight Star “Victory”

“Hot Spot”

1982年。これもモロに80年代アタマの音。ブーツィーが元気よくボーカルであおるこの曲、ダンスフロア直送のサウンドでありますし、いかにもブラックなタイトルをつけられていますが、けっこう細かく聴かせたりもして飽きさせません。

ミッドナイト・スターといえば次のアルバム “No Parking (On The Dance Floor)” があまりにもヒット作。
写真は彼らの“Anniversary Collection” と題された1999年のベスト盤。こちらの選曲でもその83年以降の曲が多く。ブーツィー参加の “Hot Spot” も入っていますが、なんといっても “Slow Jam” がスタジオ版と、オマケにライブ版まで収録されていたりするのが得点高し。
彼らの場合、ダンスものばかりではね、やっぱりスロー・ナンバーが大事。

Dayton “Hot Fun”

“Krackity Krack”

1982年。Xavier(ゼヴィア、イグゼイヴィア)の “Point Of Pleasure” をプロデュースしていたラーニ・ハリス(ラーニ・ソングとも。Rahni P. Harris, Jr.)が、同じく手がけたデイトン(Dayton)の3作目のアルバム。

ジョージ・クリントン親分の初ソロ・アルバム “Computer Games” にも参加しているラーニ・ハリスですが、ブーツィーとも、つきあいは70年代末からと長いよう。ここではゲストとしてボーカルを披露しているブーツィーです。

デイトンの代表作といえばラーニが正式メンバーとして関わる次のアルバム “The Sound Of Music” が高名ですが、スライのカバーで幕を開けるこちらも80年代アタマな勢いが魅力。ジャケのイラスト通りです。


2017年11月13日月曜日

Xavier “Point Of Pleasure”

“Work That Sucker To Death”
“Do It To The Max”

1982年。ジョージ・クリントン親分と共にブーツィー、2曲に参加。
親分の自伝によると、否も応もなしに70年代の全盛期から下り坂を迎えて、なんとかソロ名義でのヒット “Atomic Dog” が生まれる前の、ちょうど谷の時期に呼ばれたゼヴィア(ゼイヴィア、イグゼイヴィア)との仕事は、自分はまだやれる、良い曲を作れると自信を持たせてくれたそう。

その言葉通りに、楽しくダンサブルの一言につきる2曲。80年代始めらしい(これホメ言葉です)シャープなノリで、ブーツィーのベース・ラインも快調に走っています。