2024年12月1日日曜日

Standing In The Shadows Of Motown

The Funk Brothers With Me’Shell NdegéOcello
“You’ve Really Got Hold On Me”
“Cloud Nine”

2002年。映画「永遠のモータウン」のサントラ盤。歌と演奏のシーンから、往年のヒット曲のカバーが収録されています。
ジャケット裏の曲目を見ると、まず筆頭として Starring The Funk Brothers on all tracks と大きく明記、その次に各曲名と曲毎に参加したゲストの名前が続くというデザイン。主役なのはファンク・ブラザーズ、だから演奏を聴いてくれよ、という主張がうかがえるような。

ミシェル・ンデゲオチェロ Me’Shell NdegéOcello は二曲に参加、もちろん(ベースは置いておいて)ボーカルとして。
ミラクルズ The Miracles とテンプテーションズ The Temptations の大名曲を、真っ直ぐに歌っております。どちらもモータウンという枠を越えて、60年代を代表するような大有名曲ですが。

ミシェルが主導する形であれば、もっと独創的なアレンジで歌っていたのかもしれませんが。
ここではゲストのひとりとして、ストレートな歌いぶりが聴けるのが良いところ。声量で勝負するようなタイプではないので、そこはコーラスの方々をうまく活用して歌っております。

ミシェルらしい予想外のアレンジがされたバージョン、というのも捨てがたいですが、それはまたいつか次の機会に。
ミシェルと同様に、ベース弾きではなくボーカルとしてブーツィーも参加。こちらはノベルティ系の二曲に、破壊力抜群の声で盛り上げていました。
ブーツィーの誰よりも派手な出で立ちは、映像でないと確かめられませんが。
映画を見ても良し、サントラの音だけを聴いても良しの優良コンテンツ。