2024年11月9日土曜日

Raul Midon “a world within a world”

Love Is Gonna Save My Life

2007年。ラウル・ミドン Raul Midon という方、写真を拝見しますと、南米はブラジルのシンガーソングライターなのかと思わせるような風貌をしております。スティーヴィー・ワンダーを彷彿とさせるなんて紹介しているのを見かけましたが。

米国を拠点に活躍中だという彼のこのアルバム、邦題は、世界の中の世界。ジャケットのデザインは、彼に聴こえる音、そして彼だけの世界を表現したものでありましょうか。彼は受け身ばかりではなく、ギターという音を発せられる道具を携えています。

ミシェル・ンデゲオチェロ Me’Shell NdegéOcello が参加したのは、あまりベースの出番もない、静かめの曲です。正直、ミシェルでなくてもいいような。とはいえ、もう間違いなく良い曲で。

なんとなく、ボブ・マーリィの歌など思い浮かべてみたり。ソウルフルとされる歌声と、ギター一本だけ、彼一人で充分に成り立つ曲をサポートするに徹するばかり。けして邪魔にならないようにしたら、この少ない音数になったのかもしれません。