2021年4月5日月曜日

Michael Rose / Sly & Robbie “X Uhuru”

1998年。ブラック・ウフルを抜けたその後のマイケル・ローズですが、スライ&ロビーと組んだものといえばこれ。
アルバムに先行して、スライ&ロビー名義のコンピ盤に含まれた曲があったりも。

Sly & Robbie ‎“Sound Of Sound: Volume 2”(1993年)
Sly & Robbie Present The Taxi Gang ‎“Hail Up The Taxi”(1995年)


ひたすら反復されるデジタルな打ち込みリズムは、ブラック・ウフルの頃とは違うノリ。これがけっこうアフロな何かを感じさせたりもして、中毒性も高く。
その魅力は、さまざまなボーカルの収録されたコンピ盤で聴く方が楽しいかも。スライ&ロビーのコンピ盤は90年代のものであってもやっぱり楽しい。
ただ、ベースの弦らしい(振動する)音は聴かれませんが。

後の2005年には、アルバムから7曲がダブ(インスト)としてもリリース。こちらは配信のみですが、トラックの魅力を改めて再確認。

Michael Rose + Sly & Robbie “Taxi Sessions Version + Dub”


ところで、90年代にスライ&ロビーがアルバム一枚をバッキング、プロデュースをした他の作品ですが。

Ini Kamoze “Here Comes the Hotstepper”
Yami Bolo / Sly & Robbie “Freedom And Liberation”


アイニ・カモーゼの1995年のアルバムなどは、相当に刺激的なサウンドですし。ヤミ・ボロの1999年のアルバムでは、リー・ペリーのあの “Curly Rocks” をカバーしている一方で、スティーヴィー・ワンダーの “Boogie On Reggae Woman” もファンクにカバーしていたり。
当のマイケル・ローズのソロ作以上に、これはブラック・ウフルの延長にあるかも、となんとなく感じたりも。