“Water”
2008年。映画「ソウルメン」のサントラ盤。監督はスパイク・リーの従兄弟のマルコム・D・リー Malcolm D. Lee ですが日本未公開、日本語版のDVDあり、という作品。
サントラは2006年に再始動したスタックス・レコード Stax Records からの発売。
ミシェル・ンデゲオチェロ Me’Shell NdegéOcello による往年のスタックス・ナンバーのカバーを一曲収録。
ミシェルがカバーしたのは、エディ・フロイド Eddie Floyd の1968年の曲。作者はスティーヴ・クロッパー Steve Cropper とエディ本人。エディといえば、“Knock on Wood”(1967年)でも知られる往年のスタックスの看板シンガーのひとり。
なにしろこの大元が相当にカッコ良いですから。ミシェル版にしても、オリジナルにならったようなアレンジで、往年のソウルな感じをそのまま持ってきて歌っております。
映画は未見ですから、どのように使われているものか、当時風のアレンジなのにも理由があるのか、不明ですが。オリジナルと聴き比べてしまうと、少々、落ち着きすぎのようにも。プロデュースはミシェル。
同じこの監督の映画では、先に「ベストマン」The Best Man (1999年)のサントラ盤にも、ミシェルのアルバム未収録曲が収められており。また、映画「アンダーカバー・ブラザー」Undercover Brother (2002年)のサントラ盤には、ブーツィーが参加というありがたい監督であります。
映画「ソウルメン」には、アイザック・ヘイズ Isaac Hayes が(本人として)出演。サントラにも彼の歌う一曲が収録されていますけれど。
ヘイズといえばやはり「黒いジャガー」、あのテーマ曲であります。