2009年。マリー・ドルヌ Marie Daulne のソロ・プロジェクトだというザップ・ママ。
前作のアルバム “Supermoon”(2007年)に続いて、今回もミシェル・ンデゲオチェロ Me’Shell NdegéOcello がベースで一曲に参加。
こちらはドラムがトニー・アレン Tony Allen によるもの。
ナイジェリアのラゴス生まれ、1970年代のフェラ・アニクラポ・クティ Fela Aníkúlápó Kuti を支えた伝説級ドラマー。
ということで、この曲の主役は歌として、準主役がトニー・アレンのドラム。
ことミシェルのベースに関しては、邪魔はしないとばかりに裏方に徹して引っこんでいます。曲の土台を支えるだけで、主張するようなフレーズはまったくなし。ミシェルのベースが目当ての者には、少々さみしい役割でしょうか。
アルバム全体としては、アフロ・ポップとかエスノ色みたいなワードはさほど気にせず聴けるものでしょうか。主役のキャラクターを飛び超えるとか、伴奏という以上に演奏をたっぷり聴かせるような展開は望めず。