2024年7月7日日曜日

Gov’t Mule “The Deep End Volume 2”

Hammer And Nails

2002年。ボーカル&ギター担当とドラム担当の二人組、というガヴァメント・ミュール。曲毎に異なるベース・プレイヤーをゲストに迎えたというアルバムの Vol.2 に、ミシェル・ンデゲオチェロ Me’Shell NdegéOcello が。

Vol.1 の方にはブーツィーとバーニーが参加した曲あり。
元はバラ売りだった1と2を合わせてパッケージしたそのジャケット裏面では、ベーシストの名前が24人、それにキーボード等のゲスト19人がずらり並んで掲載。

ゲストは大勢とはいえ、どの曲にしても、まず主役ありきという基本ポジションは固定のよう。昔ながらのロックといいますか、力んで歌うボーカルとギターが変わりばえもせず。どの曲も同じ、、、ベースを中心に置いた演奏やアレンジは、、、ボーカル&ギターが引っこんでいる方が、、、

ミシェルの参加した曲はゆるいレゲエ風味の味つけで、8分ほどもある長さ。ベースとして曲の土台を支えるプレイを続けつつ、どこで音数をぶち込もうかとうかがっている様子。
ギターとキーボード(これがジョン・メデスキ John Medeski によるもの)が、やかましく上を塞いでどきませんし。ジャズのようにはスマートにいかない、もっさり具合が好みの分かれ目。

なお、Vol.1 と Vol.2 を合わせた上にオマケのディスクを加えたCD三枚組のパッケージでは、全体で5曲も参加しているのが、バーニー・ウォーレル Bernie Worrell 。結局はバーニーが一番賢い、ということに。