1994年。ヒップホップが全盛という時期のマドンナのアルバムに、ミシェル・ンデゲオチェロ Me’Shell NdegéOcello がベースのゲスト・プレイヤーとして、一曲に参加。
contains a sample of “It’s Your Thing” performed by Lou Donaldson, used courtesy of Blue Note Records
ルー・ドナルドソン Lou Donaldson の “It’s Your Thing” をサンプリングしているよとのこと。元々はアイズレー・ブラザーズ The Isley Brothers 1969年の代表曲ですが、これを同じ年にジャズ屋のルーがカバーした、インスト・バージョンであります。
えらくモダンなセンスといえましょうか。チャールズ・アーランド Charles Earland のオルガンにもしびれます。
これが収録されているルー・ドナルドソンのアルバム “Hot Dog” 自体が、ヒップホップ好きにはたまらない定番ネタの宝物庫で。
“It’s Your Thing” をストレートに使ったこのトラックに、ミシェルもカッコ良いベース・ラインを乗っけています。
Special guest on bass and in your face: Me’Shell NdegéOcello
クレジット上で、ベースはゲストとしてミシェル、どんなもんだ!みたいな紹介をしておりますが、それも納得のプレイですが。
どうだといっているくらいなのだから、これで終わらせずに、もう少しミシェルを目立たせても良いでしょ、とも。もっとベースを前に出したインスト版、あるいはもっと自由にプレイさせたジャズ版、そんなバージョンがあれば理想ですが。このトラックがすべて、みたいな曲ですし。