ジョン・メレンキャンプはアメリカ合衆国はインディアナ州シーモア出身なのだとか。
ほぼ白人ばかりの州とか、ラストベルトとか、草の根の置いてけぼりされた人たち、共和党にトランプ氏とか、そっち系のキイワードにも事欠かないかと思いますが。
このジャケットのモノクロ・ポートレートにも、驚かされた方が多いような気がしますけれど。
曲は、ヴァン・モリソン Van Morrison が1971年に発表したロックンロール・ナンバーのカバー。
Wild night is calling 荒っぽい夜が呼んでるぜ、という書を捨てよ、町へ出よう的な歌詞。イントロのミシェルによるベース・ラインからしてワクワクのノリノリの。ちょっとモータウンっぽいアッパーな誘われかたで。
ミシェルにしてみればファースト・アルバムを出した年で、すでに様々な人と共演していて、すでに相手を選ばないわけでありますが。それでもこの仕事は小さくはなかったのでは。
(珍しくも)かなり弾けたボーカルも聴けて楽しいですし、それだけでも特別です。
John Mellencamp “Dance Naked”
Wild Night
The Big Jack
1994年。メレンキャンプ氏の同年のアルバムには、もう一曲ミシェルが参加しています。
こちらも一直線なロックンロール・ナンバー。ミシェルは歌わずにノリの良いベースに専念。歌詞に、ビジネススーツで固めた日本人、なんて一節があります。
こちらのアルバムのジャケットも、インパクト大。ミシェルとのポートレートといい、メレンキャンプ氏としては何かチャレンジだったかと思われます。