2024年4月7日日曜日

John Mellencamp / Me’Shell NdegéOcello “Wild Night”

1994年。ジョン・メレンキャンプ John Mellencamp とミシェル・ンデゲオチェロ Me’Shell NdegéOcello 連名のシングル。

ジョン・メレンキャンプはアメリカ合衆国はインディアナ州シーモア出身なのだとか。
ほぼ白人ばかりの州とか、ラストベルトとか、草の根の置いてけぼりされた人たち、共和党にトランプ氏とか、そっち系のキイワードにも事欠かないかと思いますが。

このジャケットのモノクロ・ポートレートにも、驚かされた方が多いような気がしますけれど。

曲は、ヴァン・モリソン Van Morrison が1971年に発表したロックンロール・ナンバーのカバー。
Wild night is calling 荒っぽい夜が呼んでるぜ、という書を捨てよ、町へ出よう的な歌詞。イントロのミシェルによるベース・ラインからしてワクワクのノリノリの。ちょっとモータウンっぽいアッパーな誘われかたで。

ミシェルにしてみればファースト・アルバムを出した年で、すでに様々な人と共演していて、すでに相手を選ばないわけでありますが。それでもこの仕事は小さくはなかったのでは。
(珍しくも)かなり弾けたボーカルも聴けて楽しいですし、それだけでも特別です。

John Mellencamp “Dance Naked”


Wild Night
The Big Jack

1994年。メレンキャンプ氏の同年のアルバムには、もう一曲ミシェルが参加しています。 こちらも一直線なロックンロール・ナンバー。ミシェルは歌わずにノリの良いベースに専念。歌詞に、ビジネススーツで固めた日本人、なんて一節があります。

こちらのアルバムのジャケットも、インパクト大。ミシェルとのポートレートといい、メレンキャンプ氏としては何かチャレンジだったかと思われます。
そしてこの後も、接点もなさそうな、縁遠いような界隈の方々とも広く交流していくミシェルであります。