全曲がラリー・レヴァン Larry Levan によってリミックス。より踊れる用に、ダンス・フロア向けに。
引き締められたビートは、当然スライ&ロビーというよりもパラダイス・ガラージかサルソウルか、といった趣向です。
2008年リリースのこのCD版には、ボーナスとして7曲が追加。各曲、元となるアルバム・バージョンが追加されているので、違いを聴き比べるのも楽しく。
そのオリジナル・アルバムの元々から、レゲエというよりもディスコ向けなグエン・ガスリーですが、彼女を知るには手っ取り早いベスト盤も有り。
Gwen Guthrie “Ultimate Collection”
1999年。1曲を除いた残りの13曲が、すべてスライ&ロビーがらみです。クセのないボーカルは親しみやすく、踊る邪魔もせず。
しかし、こういったディスコティックなサウンドのさらに向こう側に、アーサー・ラッセルによる Sleeping Bag Records レーベルのような音があったり。