“K-Yotec”
2018年。左利きのフェンダー弾き、マリーナ・モアイ。
彼女の公式サイトを見るとこんな紹介文が。マリーナ・モアイはマザーシップの奥の間で秘密裡に実験された、ジャネット・ジャクソンのように歌い、プリンスのようなパフォーマンスを見せ、ジミとS・レイ・ヴォーンのスピリットを持っている。と、まあ、“Rock & Roll Baby” という6曲入りEPに対するラジオ局のレビューを引用したものですが、すごい勢い、激烈な宣伝文句です。
確かに女版なになに(ジミとか、あるいはプリンスとか)と枕詞もつけやすい路線でしょうか。アルバムにはジミのカバー “If 6 Was 9” もありますが。まだ今は、なにかに形容されないといけないのかな。
ブーツィーが軽く声を乗せたこの曲は2014年にPVの映像版と共に配信されていたもので、今回こちらのアルバムCDにも収録。
映像無しの音だけとなると、この声が浮いて聴こえるかも。ブーツィー抜きのアルバム版にした方がバランスが良いような気も。
それではブーツィーのお墨付きをもらったような形にならないですけど。何年後かに、問答無用の貫禄のロック姉御となってからでも、スペース・ベースとがっちり共演すれば良いのかなと。