2018年3月21日水曜日

Sly & Robbie “Language Barrier”

1985年。スライ&ロビーのこのアルバムは、レゲエという枠を越えて世界に売り出そうと制作された、3枚のアルバム中の最初の一枚。プロデュースはビル・ラズウェル(Bill Laswell)。
バーニー・ウォーレル(Bernie Worrell)を始めとして、ハービー・ハンコック(Herbie Hancock)、マヌ・ディバンゴ(Manu Dibango)、アフリカ・バムバータ(Afrika Bambaataa)といった多彩な名前がゲストとして並んでいます。ギターでマイケル・ハンプトン(Michael Hampton)も。

バーニーの名前がクレジットされているのは2曲。
これがアルバムの顔となるようなオープニングとエンディングの曲で、特に締めくくりを飾る曲 “Get To This, Get To That” は、バーニーのものではないかと思われる歌声まで聴ける好曲。12インチ盤にはダブ・リミックスまで収録されており、このようなバージョンもまとめてオマケにして再発していただければ良いのですが。

ハービー・ハンコックとの1983年の “Rockit” でヒットを飛ばしたビル・ラズウェルのプロデュース業ですが、同じ年のノナ・ヘンドリックスのアルバム “Nona” には、ビルとバーニーの名前が別個ですがすでに見受けられます。
そしてスライ&ロビーの1987年のアルバム “Rhythm Killer” が、再びビルのプロデュース。バーニーに加えてブーツィーまでもが参加することに。
バーニーとビルのつきあいはその後も長くずっと続きます。