2006年。たっぷりとノイズを盛りこまれて炸裂するクリスマス・ソング集。これはまさにブーツィーの世界。
日本でもお馴染みのあの曲もこの曲もファンクして、間違って幼いキッズに聴かせれば笑顔よりも怯えを見せるに違いない、というサウンドです。
久々のブーツィー単独のプロデュース、自分のスタジオでの録音にミックスというやり方もはまって、こってり味のビートにベース。
“Fresh Outta ‘P’ University”(1997)、“Play With Bootsy”(2002) を経て、ようやく自分の庭に戻って楽しんだはずのサウンドは、かわいい顔しながらも黒く。
そして、わがままなくらい奔放にブッチンブッチンと飛びはねて踊るスペース・ベースが楽しめるのも、どうやらこのアルバムをもって最後のよう。