2025年12月21日日曜日

Victor Wooten “Word And Tone”, “Sword And Stone”

Get It Right

2012年。ヴィクター・ウッテンは米国の有名ベース弾き。最高水準の超絶技巧を操るとの評価も高く。
“Word And Tone” は全曲がボーカル有りの歌ものアルバムで、これと対になる “Sword And Stone” の方はボーカル無しの基本インスト版。それぞれに独自の曲も有って、両者はバラ売りかセット売りか選べて。

以前のアルバム “Yin-Yang”(1999年)も同じような歌もの&インストの二枚組でした。
ゲストに招かれたブーツィーが、一曲(“What Crime Is It?”)を歌っていたり。その後もお互い交流を深めていく始まりとなりました。

それから10年以上を経ての、こちらはベテランの落ち着いた安定作といえるアルバムでしょうか。
ボニー・レイット Bonnie Raitt の名バラード “I Can’t Make You Love Me” のカバーも収録。ほどよくジャジーな大人のアレンジで(これはインスト版はなし)、かってプリンスも歌っておりましたが(やっぱり女性ボーカルが安心な)この曲を始めとして、スティーヴィー・ワンダー Stevie Wonder の “Overjoyed” など(これもインスト版はなし)穏やかめの歌が多く。
歌の後ろではベースがブンブンと走っていたりしますけれど。

ミシェル・ンデゲオチェロ Me’Shell NdegéOcello も一曲に歌とベースでゲスト参加。沈みこむようなファンクに呟くボーカル、渋いです。
アルバム “Sword And Stone” に収録のボーカル無しインスト版の方では、ボーカルに代わってホーンがメロディを歌っており。ミシェルのベースがもっと長く(ソロ・パートとか)聴けるとかいうこともなく。それぐらいの違いがあると良かったのですが。

このアルバムで、ちらほらとスライを思わせるようなところがあるのですが、案外に、ヴィクターにスライというのは似合うのかも。