2023年4月8日土曜日

The Power of the One

2020年。前作の “World Wide Funk”(2017年)と、そして今作と、どうもうまく馴染めないところが。正直、一枚聴き通すのが長いというか。

前作は新規の歌ものが多め、そして今作ではいかにもPファンクな曲を(また焼き直して)やっていたりするだけに、なおさらに。
“The Funk Capital of the World”(2011年)と比べても、ドラムのビートが早急で、直線的なノリに。この一本調子は意図してのもの、なのでしょうが。
平板なバランスを突き破るような異物、スペース・ベースも、、、。

以前のアルバムを聴けば、バーニーやるよな、ホーニーホーンズってシャレてたな、等々、やはり単純に楽しく。とはいっても、すでに古い仲間は遠く。今や孤軍奮闘といってよいのかどうか、案外、これで若返りを図っていたりするのかもしれないし。

それでもアルバムの締めくくり、最後の曲である、“Stolen Dreams” には救われました。
若手のボーカルとか、ジャズ屋の巧いプレイとか、ブーツィー以外が弾いているベースとか、別に聴きたいわけでもないそんな部分は無くても。この曲だけは、もっと倍の長さがあれば良いのに。
ブーツィーのゴムもだいぶ硬くなってしまった、としても、この曲のような部分は変わらないか。