2023年1月2日月曜日

World Wide Funk

2017年。この前年には、バーニー・ウォーレルが旅立ってしまいました。ブーツィーの傍らで、あのストレンジな音が鳴ることはなくなり。
アルバム “The Funk Capital of the World”(2011年)で、一区切りがついた、といえましょうか。

そしてこれ、CD盤を入れた内袋には、グッドヴァイヴの新しい福袋、と大きく記載。
World Wide Funk Music Is The New Fresh Bag Of Good-Vibes

ベース・プレイに関してはブーツィーが一歩下がって、他のベース弾きを前に立てた、そんな曲が目立ちます。若手と思われる面々も多く起用されていますし。
アルバムの終盤には、アッパーな曲をたたみかけて(いつになく)ストレートに盛り上げたり、というサービスまでも。

The New Fresh な、というのが何かはともかく。それがバーニー不在の代替となっているかもさておき。
なにより、このアルバムからは、ブーツィー自身のベース・プレイがますます控えめに。なにやら分厚くて派手な音に紛れこむように引っ込んでいます。