これはスライ&ロビーのダブ(インスト)盤として興味の惹かれるところですが。
“Brutal Dub”
1986年のアルバムのダブ版は、ロックなギターやシンセの音も飛びかう、けっこう派手な音づくり。みっちり盛られた音は個性的かも。残響が拡がる系のスペースなものではなく。
“Positive Dub”
1987年のアルバムのダブ版は、ぐっと落ち着いた音。日本盤は “Burning Dub” から始まる曲順で、これがリラックスして入っていける幕開けとなっており。またオマケで一曲多い9曲入りなのでお得。フランス盤も同じ仕様のよう。
発売元がアメリカの会社だし、やはり米国向けかという印象でしょうか。ブラック・ユフルとしてはピークを過ぎた後のもの、というよりも別物として、これはこれで楽しみたいところ。
とはいえ実際のところ、スライ&ロビーがらみとしては、他に間違いのない作品が幾らでもあり。
先に挙げたようなコンピ盤は楽しいですし、人気も高いのか同様なものが何種類も。さらにスライ&ロビーによるバッキング曲を集めたフル・アルバムもあったりと。