2019年11月4日月曜日

James Blood Ulmer “Blue Blood”

2001年。鍵盤にバーニーとアミナ・クローディン・マイヤーズ(Amina Claudine Myers)、ドラムはジェローム・ブレイリー(Jerome “Bigfoot” Braily)、プロデュースはウルマーと共同でビル・ラズウェル(Bill Laswell)。

ビルとウルマーのつきあいもこれで3作めとなります。
“America - Do You Remember The Love?”(1987)
Third Rail “South Delta Space Age”(1995)

とにかく強力な個性を持つジェームス・ブラッド・ウルマー。器にまとめるのがビルの仕事としても、そもそもが規格外というか、お皿からはみ出しているのがウルマーの魅力です。彼とやろうなどという白人が希少なのでありますが。

バーニーの出番が少なすぎなのも残念。ウルマーとバーニーのからみが聴きたいところですが。Pファンクとウルマーを結ぶ線(なんてカッコ良い言葉ですが)、はあまり期待せずに。

ウルマーのアルバムというのもけっこう数が多く。年齢も重ねて徐々に渋さも増していく2000年代以降、逆に、尖りに尖った1980年代のジャズ方面と、選択肢も多彩。
いずれも、ウルマーの個性が薄まるということはなく。誰とやるか、その時々で様々。