2018年8月2日木曜日

DJ Logic And Jason Miles “Global Noize”

2008年。ターンテーブリスト(これが皿まわしと呼ばれたり、スクラッチマイスターと称されたり)と、ジャズ系のキーボーディスト/コンポーザーとの二人組によるアルバム。
ジャケットのデザインといい(よく見るとチープで)、クラブ向けのちょっとマニアなサウンドを聴かせそうですが。

インドはボンベイ出身という女性ボーカルもいたり、エキゾチックな面もありますが、基本はダンサブルなインスト集。人力による演奏がたっぷりで、例えばビル・ラズウェルをぐっと親しみやすくしたような取っ付きやすさです。

バーニーの参加は2曲(2曲め “Spice Island” と9曲め “Pool Of Honey”)。曲も良いし、いつものバーニー通りの指さばき、鍵盤使いで充分に楽しめます。
なのではありますが、このアルバムの最大の売りといえば、やっぱりオープニングの1曲めでしょうか。
ミシェル・ンデゲオチェロ(Me'Shell NdegéOcello)のベース、ヴァーノン・リード(Vernon Reid)のギター、という顔ぶれ(バーニーはいない)による “A Jam 4 Joe”。
ミシェルには珍しいアッパーなカッコ良さ、ぐいぐいと走るファンクなベース・プレイが聴きもの。