2018年8月6日月曜日

Marisa Monte “Mais”

1991年。マリーザ・モンチとアート・リンゼイ(Arto Lindsay)に釣られて、ファンク好きの多くがブラジル音楽の世界に引き込まれていったことと思います。そのきっかけとなった一枚がこれ。
マリーザ・モンチのこの後に続くアルバムはどんどんブラジルとかバイーア度が高くなって、評価も高まりますが、ニューヨークとブラジルにまたがって制作されたというこのアルバムの持つバランスや気軽さも変わらずに魅力的であります。

全12曲中、バーニーの鍵盤とメルヴィン・ギブス(Melvin Gibbs)のベースの組み合わせが聴けるのは4曲。アート・リンゼイのノイズも、それに坂本龍一も聴けますし。
北米と南米とか、フォーキーな曲とファンクな曲とか、聖と俗とか。
このアルバムの魅力は今も尽きません。

それに今やほんとに身軽になったバーニー、カリブ海から赤道といったこの辺りをよく飛びまわっているらしいです。