この「さすが」がホメ言葉だったりその逆だったり。
各曲のメンバーを見ますと、老いも若きも鬼籍に入っていたりもいなかったりも、幅広い顔ぶれが召喚。ブーツィーの名前がクレジットされているのは2曲のみです。
“Boom There We Go Again” ではベース、パーカッションで。こちらには鍵盤でバーニーも参加。“Meow Meow” ではベース、ギターで。
録音はいつ頃のものでしょうか。ブーツィーとバーニーの残した素材を使ったということでしょうか。
また、ラバーバンド時代の曲、“As In” もジェシカ・クリーヴス(Jessica Cleaves)のボーカルによるリメイク版が収録されています。
こちらはコーデル・モースン(Cordell “Boogie” Mosson)のベースに、タイロン・ランプキン(Tyron Lampkin)のドラム、それに鍵盤とストリング・アレンジメントでバーニー、となっていますから、この曲のベーシックな部分もかなり過去のものでしょうか。
このアルバムを聴きながら想うのは、どうしてもPファンクのこれからでしょう。昔の名前はいつまで使えるものか。果たしてどんな名前ならば、認めてもらえるものか。とにかく、新たなヒット曲が欲しいところでしょうか。クリントン親分の悩みも吹っ飛ぶような、それさえあれば。
と言いつつも、新曲が聴きたいのか、それとも往時の未発表曲として聴きたいのか、という悩みも。