2005年。ジョシュア・レッドマンは米国ジャズの有名サックス吹き。という彼の、ジャズ・ファンクなと紹介されることの多いアルバム。わざわざバンド名義の扱いにしてある、というのもそれっぽいところでしょうか。
Elastic とは、弾力のある、伸縮自在、しなやか、だそう。ブーツィーのラバーバンドとまったく同義、重なる名前なのですけども。
例えば先にロイ・ハーグローヴがグループとして発表したアルバム Roy Hargrove Presents The RH Factor “Hard Groove”(2003年)と比べてみても。このアルバムを聴くのは、大半がジャズ好きの方ではないかなという印象であります。部屋で座ってリスニング、みたいな。
主役のサックスが丹念にフレーズを重ねて、なにしろ真面目さが伝わってきます。真面目すぎて、部屋の掃除でもしながら、とか晴れた日のドライブに、には向いていないような。取っつきやすい歌もの曲もなし。
ミシェル・ンデゲオチェロ Me’Shell NdegéOcello は一曲に参加。太く重く、さすがにファンクなベースを聴かせます。