2020年7月1日水曜日

George Clinton’s Bag ‘O’ Funk

1997年。ジョージ・クリントン親分がプロデュース等で関わった楽曲を集めたコンピ盤。若き日のレッチリとか、主に80年代の時期を中心としたもの。
これに、アームス・ホールの1984年のアルバム “Gohead” から一曲が収録。

Eramus Hall “Checkin You, Checkin Yourself Out”

アルバム “Gohead” にはプロデュースにブーツィーも加わった2曲があり、その内の一曲がこれ。このアルバム、CD化が(今だに)待たれる一枚ですが、とりあえずこちらに収録ということで。いかにもクリントン親分がらみの80年代サウンドに、ブーツィーのベースが気持ち良く走っていきます。

この “Bag ‘O’ Funk” に先行して、同じくPファンクをネタにしたコンピ盤が、老舗シリーズである Mastercuts からもリリースされていました。

Classic P-Funk Mastercuts Volume 1


1993年。こちらは70年代の曲だったり、クリントン親分が関わっていない曲も含まれていたり、という幅広い選曲。ですが両コンピ盤は、収録曲が 3曲もダブっています。
ブーツィーにしても親分にしても、普通に選曲された各自のベスト盤より、こういったコンピ盤の方が楽しく聴けるものです。Mastercuts からのVol.2 は結局無いようで実に残念。

御大J.B が、まさにさまざまなテーマ、切り口でいくつものアンソロジーが組まれていますが。Pファンク帝国の広大な裾野もまた、それに値する沃野であります。