2006年。ビニールとは、柔らかいプラスティックの総称らしいですが。こちらはトロンボーン、サックスの管楽器も含むインスト・バンドの名前。ビニールでもヴァイナルでも、検索向きとはいえない、ややこしいバンド名であります。
バーニー・ウォーレルとロンド・ブラザーズ(Rond Brothers)を含む、というサブタイトルのこのアルバムの説明も何やらややこしそう。プロデュースが誰で、リミックスがどうとか。バンドの他のアルバムとは違う企画ものなのでしょうか。
リミックスされていますが、曲はファンクやレゲエ等、真面目そうな演奏です。あくまでバーニーはゲストなのですが、聴きどころも多し。それだけに、せっかくだから、長丁場になっても、もう少しバーニーのプレイをじっくり聴きたいと思ってしまう部分も。ジャケットや中面のイラストではまるで主役扱いですし。
この絵柄をよく見ると、バーニーの肩ごしに二人組のシルエットの方が実は目立っていることに気づきます。これがロンド兄弟か。なにやら冥界のような仄暗い背景、すると手前のバーニーはすでに異界の住人、霊魂か。兄弟、黄泉の国に音の魔術士を訪ねるの図。実は怖い絵。
William “Bootsy” Collins !! ブーツィー・コリンズ、地を這い、のたうち回るベース。すっかり絡みとられています。あんな曲もこんな曲もと手を伸ばしていたら、色々とCDも増えました。
2018年8月10日金曜日
2018年8月6日月曜日
Marisa Monte “Mais”
1991年。マリーザ・モンチとアート・リンゼイ(Arto Lindsay)に釣られて、ファンク好きの多くがブラジル音楽の世界に引き込まれていったことと思います。そのきっかけとなった一枚がこれ。
マリーザ・モンチのこの後に続くアルバムはどんどんブラジルとかバイーア度が高くなって、評価も高まりますが、ニューヨークとブラジルにまたがって制作されたというこのアルバムの持つバランスや気軽さも変わらずに魅力的であります。
全12曲中、バーニーの鍵盤とメルヴィン・ギブス(Melvin Gibbs)のベースの組み合わせが聴けるのは4曲。アート・リンゼイのノイズも、それに坂本龍一も聴けますし。
北米と南米とか、フォーキーな曲とファンクな曲とか、聖と俗とか。
このアルバムの魅力は今も尽きません。
それに今やほんとに身軽になったバーニー、カリブ海から赤道といったこの辺りをよく飛びまわっているらしいです。
マリーザ・モンチのこの後に続くアルバムはどんどんブラジルとかバイーア度が高くなって、評価も高まりますが、ニューヨークとブラジルにまたがって制作されたというこのアルバムの持つバランスや気軽さも変わらずに魅力的であります。
全12曲中、バーニーの鍵盤とメルヴィン・ギブス(Melvin Gibbs)のベースの組み合わせが聴けるのは4曲。アート・リンゼイのノイズも、それに坂本龍一も聴けますし。
北米と南米とか、フォーキーな曲とファンクな曲とか、聖と俗とか。
このアルバムの魅力は今も尽きません。
それに今やほんとに身軽になったバーニー、カリブ海から赤道といったこの辺りをよく飛びまわっているらしいです。
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