2017年9月30日土曜日

Bootsy’s Rubber Band “Live In Louisville 1978”

ブーツィズ・ラバーバンド、独り立ちしてメインアクトを務めた Player Of The Year ツアーからのライブ音源。1999年。

“Live In Oklahoma 1976”

同じように、こちらはマザーシップ・コネクション・ツアーからパーラメント-ファンカデリックの前座を務めたステージの模様といわれるライブ音源。2001年。

演奏はとにかく押せ押せでグイグイ乗せてきます。ひたすら攻めてきます。両ツアーからの映像はそれぞれDVDやネットでも見られる訳ですが、音だけでも知らず知らずに乗せられてしまいます。
この頃はバーニーは不在ですが。もし同行していたらどんな音になっていたでしょうか。

それにしてもこのような音源は(CDメディアにしなくても)Bootzilla Productions のサイトからでもどんどん公開して、もっと楽しませて欲しいものであります。


2017年9月9日土曜日

William Bootsy Collins “I Wanna Bee Kissin’ U”

1989年、ブーツィー初来日時のライブが聴けるブート盤。消えていくだけの雑多ブートの一枚でしかありませんが、これもついでに。
今はなきMZA有明での7月のライブ、今でこそ気軽に映像もチェックできますが、あえて言うと、この時の音はおもしろいです。

この後、92年-93年-94年と来日公演を重ねていくブーツィーですが、おかげですっかり、日本のファンにもブーツィーのステージの進行とか音とか、またジョージ・クリントン & Pファンク・オールスターズとの違いといった、基本フォームもお馴染みとなりました。

ですが、アルバム “What’s Bootsy Doin’ ” でもって現場復帰したばかりだった初来日の音からは、このフォーマットが固まる前の段階を聴くことができます。これを挑戦、もしくは試行錯誤と捉えるかはともかく、今とはまた別の姿や可能性を聴きとれるといいますか。

2017年9月7日木曜日

Bootsy’s New Rubber Band “Live In Japan 1993”

1993年にまずビデオテープ、次いで2002年にDVDで再リリースされた、1993年8月、川崎でのライブを収めた映像。
ジョージ・クリントン & Pファンク・オールスターズの前座となるステージなのですから、ゼイタク極まりないですね。1時間ちょっとのコンパクトにまとめられた収録時間も濃密です。

ラバーバンドの曲を前振りに、パーラメント、ファンカデリックの曲が強力。見所はやはりバーニー。ブーツィーと二人して肩を組んで、カメラに向かってポーズを決める瞬間もヤマ場です。そうしてあのベース・ソロになだれこんでいきます。

次の再発の際は、カットされているバーニーのソロ・コーナーをぜひフルで収録して欲しいものです。


2017年9月3日日曜日

Bootsy’s Dvd Box

“Stretchin’ Out Live 1976”
“Player Of The Year 1978”
“Houston Summit 1978”

2011年。これ以前にすでにビデオでリリースされていた、ラバーバンドとしてはお馴染みといってよい映像の、DVD3本をセットにしたパッケージ。それぞれでバラ売りもされていますが、なんといってもこのボックスの売りは、河村要助氏のイラストを復活させて採用したアイデアです。

元になったミュージック・マガジン1981年3月号の表紙が強力です。この雑誌は今も根強く表紙にはイラストを使っていますが、だんだんとフォントが大きくなって、文字組みにも頼ってきていますね。かってはイラストレーターの作家性と、ミュージシャンの顔のアップだけで語らせていた頃がありました。その頃の、ブーツィーの顔がまた何というか。

このボックスに含まれている1978年のワシントンD.C.のライブですが、音だけでも、ブートCDが出回ったりしました。1992年の、UK製といわれる “Funk Prophets (Chapter II)” です。Chapter I の方はファンカデリックだったり、また同じ内容で “Spacebass” というブートもありました。
ブーツィーの初来日が1989年。90年代の前半は、まだまだ Pファンク自体が得体の知れない存在でありました。