2022年12月29日木曜日

The Funk Capital of the World

2011年。前作であるクリスマス企画アルバム “Christmas Is 4 Ever”(2006年)に手応えを感じたのでしょうか。ここで改めて、その延長上のサウンドで攻めてきます。

ゲストも多数登場しますが、シーラEのように最高だったり、とある俳優さんのようにちょっと邪魔だったり、と様々。
やはり、別格なのはクリントン親分ですか。ゲイリー・シャイダーの奥さまと共に、時は誰も待たない、“Time Waits For No One” とささやく “Garry Shider Tribute” にはやられます。

正直どこかで聴いたことがあるような曲、フレーズも多めですが、これまでの集大成と思えば、それも良し。
クリスマス・アルバムに比べれば全体にシリアスめ。分厚い音の隅々から隙間まで、もうみっちりと凝った編集されて濃いめです。

前作のようにお気楽に、奔放なベース・プレイがもっと聴けたら、とかありますけど。
ラストの曲 “Yummy, I Got The Munchies” は7分ほどありますが、ここでさらに、宇宙の星空に向けてスペース・ベースの大爆音を大爆発させていたら、もう文句なしの大団円を迎えていたのに、とか。

なぜなら、集大成であるこの後に続くアルバムが、蛇足、補足、、、